劇団俳優座
会場情報
- 正式名称・別名:
- 俳優座スタジオ (劇団俳優座5階稽古場)
- 開館:
- 1980年 ※俳優座劇場の改築(ビル化)に伴い開設。
- 所在地:
- 106-0032 東京都港区六本木4-9-2 俳優座ビル5F
- 概要:
- 俳優座スタジオ(はいゆうざすたじお)は、六本木の俳優座劇場ビル5階にあった多目的スペース。基本的には劇団俳優座の「稽古場」として機能していたが、実験的な公演(LABO公演)や若手公演、演劇研究所の発表会、外部への貸し出しなどを行う際には小劇場「俳優座スタジオ」として運用された。客席数は設営プランによるが、およそ60〜80席程度のブラックボックス的な空間として、本公演とは異なる親密で実験的な演劇創造の場となっていた。
- 沿革:
- 1980年 俳優座スタジオ 開設 俳優座劇場の改築(9階建てビル化)に伴い、ビル5階に天井高を確保した「稽古場兼小ホール」として開設。 ※以降、本公演のリハーサルを行う創造の拠点(アトリエ)として機能し始める。
1980年代〜 劇団俳優座演劇研究所 発表会の定着 劇団付属の演劇研究所(研究生)による試演会・卒業公演の会場として使用開始。 ※数多くの新人俳優たちがこのスタジオで初舞台を踏み、プロへのキャリアをスタートさせた。
1991年〜 「俳優座ラボ(LABO)」プロジェクトの始動 大劇場の商業的制約にとらわれない、実験的な演劇創造を目指すプロジェクト。 演出家や座付き作家が、スタジオのブラックボックス性を活かした前衛的な作品や新作を次々と発表。
1994年 劇団創立50周年記念事業 本劇場の記念公演と並行し、スタジオにおいても若手団員を中心とした記念企画や、海外戯曲のリーディング公演などを開催。
2000年代 「俳優座スタジオ公演」のブランド化 単なる「稽古場発表」ではなく、一般観客を広く動員する「スタジオ公演」としての運用を強化。 ※客席と舞台の境界がない緊密な空間を活かし、ブレヒトやチェーホフなどの古典を現代的な解釈で再構成する上演が定着する。
2011年 東日本大震災チャリティーイベントの開催 震災直後、電力不足や自粛ムードの中で、最低限の機材で上演可能な朗読劇やチャリティーイベントを実施。演劇を通じた社会支援の場となる。
2015年 戦後70年企画・平和への発信 劇団の理念である「反戦・平和」をテーマにした小規模な企画展示やシンポジウム会場としても活用。
2020年 コロナ禍における配信スタジオへの転換 感染拡大による公演中止が相次ぐ中、スタジオを無観客収録・ライブ配信の拠点として整備。 ※劇団員によるYouTube配信企画や、Zoom演劇の試みなど、デジタル時代の演劇発信基地としての新たな役割を担った。 - 関連リンク:
- https://haiyuza.net/
代表作
-
「インコグニート」
脚本:ニック・ペイン 翻訳:田中壮太郎 演出:眞鍋卓嗣 美術:杉山至 照明:桜井真澄(株式会社 東京舞台照明) 効果:木内拓(株式会社 音映) 衣裳:樋口藍(アトリエ藍) 映像:新保瑛加 舞台監督:関裕麻 制作:劇団俳優座 制作部
2019年11月12日~11月24日
「脳は我々が安定するような物語を隙間なく製造し続けているんだけど、それって突き詰めると幻覚なの。私もなければあなたもない。自分というものは確実に存在しない。」
1955年アメリカ、プリンストン。アインシュタインを検死解剖し、その脳を持ち出した病理学者トーマス・ハーヴェイ。
1953年イギリス、バース。脳手術を受け記憶障害を起こし、神経科学の歴史を永遠に変えることとなった脳疾患者ヘンリー。
そして現在のイギリス、ロンドン。離婚を機に全く違った人生を選択しようとしている臨床神経心理学者のマーサ。
実在の人物・事件をモチーフに、3つの異なる時代と空間が目まぐるしく展開する。
それぞれの世界で起こる脳と記憶とアイデンティティにまつわる物語−−−−。
21人の登場人物を4人の俳優が演じます。
(公式ページより) -
「マクベスの悲劇」
作:ウィリアム・シェイクスピア 訳:近藤弘幸 演出:森 一 美術:竹邊奈津子 照明:田中祐太(株式会社 東京舞台照明) 効果:木内拓(株式会社 音映) 衣裳:佐々波雅子 舞台監督:菅野郁也 スコティッシュダンス指導・振付:岡田昌子 制作:劇団俳優座 制作部
2020年3月20日~4月3日
神の領域に踏み込んだ時、悲劇はそこに始まる。
人を殺めるという不条理はなぜ起こったのか?そしてあの魔女たちの声とは?
近藤弘幸氏による新たな視点での翻訳。本水を使った(※注)挑戦的な3面舞台に、実力派俳優陣が挑みます。演出は「女と男とシェイクスピア」「クレアモントホテルにて」他、数々の翻訳劇を手掛けてきた森一が担当致します。
おとぎ話ではない夫婦の物語が、今、400年の時空を超えて蘇ります。
(公式ページより) -
「雪の中の三人」
原作:エーリッヒ・ケストナー 上演台本・演出:小山ゆうな 美術:乘峯雅寛(文学座) 照明:阪口美和(文学座) 音響:尾崎弘征 衣装:大島広子 ドラマトゥルク:天沼春樹(ドイツ文学研究家) イラストレーション:山田博之 アートディレクション・デザイン:相澤竹夫 舞台監督:石井道隆 制作:劇団俳優座 制作部
2021年3月16日~30日
コピーライトの才能がありながら無職の青年・フリッツは、大手清掃会社の広告懸賞で一等に入選する。一方、億万長者のトブラーはシュルツェの名前で自らの会社のそれに応募するや二等に。景品は高級リゾートホテルへの滞在だ。
トブラーは「ある思い」から、みすぼらしい恰好で雪の中のホテルに向かう。
ホテル支配人、常連客、さらにはトブラーの家族らも巻き込んだ「勘違い」は雪だるまのようにゴロゴロと大きくなって・・・
(公式ページより) -
「インク」
作:ジェイムズ・グレアム 翻訳:小田島恒志 演出:眞鍋卓嗣 音楽:鈴木光介 振付:菅尾なぎさ 美術:杉山至 照明:桜井真澄 音響:木内拓 衣裳:山下和美 映像:新保瑛加 舞台監督:八木澤賢 制作:劇団俳優座 制作部
2021年6月11日~27日
1969年、ロンドン。
部数低迷にあえぐ日刊紙「The Sun」を買収したルパート・マードックはラリー・ラムに声をかけ、大衆のための大衆紙づくりを試みる。世界最大発行部数を誇る「The Daily Mirror」を超えるため新しいチームを結成した彼らの編集方針は、これまでの常識をことごとく打ち破るものであった……!
メディア王ルパート・マードックと英国新聞業界を描いた、イギリス・アメリカで演劇賞を得た話題作を紀伊国屋演劇賞・読売演劇大賞優秀演出家賞W受賞の気鋭の演出家・眞鍋卓嗣演出にて本邦初演!
(公式ページより) -
「野がも」
脚本:ヘンリック・イプセン 翻訳:毛利三彌 演出:眞鍋卓嗣 美術:杉山至 照明:桜井真澄(東京舞台照明) 音響:木内拓(音映) 衣裳:山下和美 映像:須藤祟規 舞台監督:服部寛隆 制作:劇団俳優座 演劇制作部
2024年6月7日~21日
1956年「幽霊」 1968年「人形の家」
1980年「野鴨」 1990年「海の夫人」
2015年「ヘッダ・ガーブレル」
劇団俳優座が取り上げ続けた
「近代演劇の父」ヘンリック・イプセン。
築地小劇場開場100年、
劇団創立80周年に立ち返る新劇の原点。
【あらすじ】
豪商ヴェルレとエグダルはかつて工場の共同経営者だったが、ある事件によりエグダルは事件の罪を一手に被り投獄されてしまう。エグダル家は没落し、貧困生活を強いられることとなった。
その事件から数年が経ったある日、久しぶりにヴェルレの息子グレーゲルスが、エグダルの息子ヤルマールと再会する。ヤルマールは、結婚し子を持ち、ささやかながら幸せな家庭生活を送っていた。
グレーゲルスはヤルマールの結婚相手が、ヴェレル家の元家政婦のギーナであることを知る。クレーゲルスの中にある疑惑が生じる。やがてグレーゲルスは疑惑を暴き、真実をヤルマールに伝えるが…。
特集
3Dスキャンによる3次元データ
3Dスキャンによる3次元データ